血圧やコレストロールを下げると注目の「アサリ」をおいしく食べよう!

血圧やコレストロールを下げると注目の「アサリ」をおいしく食べよう!

春は、水が温かくなり、あちらこちらで潮干狩りが始まります。
潮干狩りといえば、もちろん〝アサリ〞。このお休み中に潮干狩りに行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そろそろアサリも産卵期をむかえてしまうので、食べ頃は今のうちです。

アミノ酸バランスが優れているアサリは「タウリン」を豊富に含有しており、旬のこの時期にはさらにタウリンの量が増大します。
「タウリン」は血液中のコレステロールを低下させ、肝臓における解毒機能の向上などの働きがあり、動脈硬化の予防に有効とされています。
また、鉄分が豊富で、貧血に関与しているビタミンB12も含んでいるので、貧血がちな人や貧血で冷えを感じる方、妊婦、授乳婦にもおすすめの食材です。

今回はおいしくて体に良い、殻に身が一杯つまっている旬のアサリを使ったボンゴレ・スパゲティを作りましょう!

★薬膳風“ボンゴレ・スパゲティ”

【材料4人
スパゲッティ 約400g/アサリ・殻つき約600g/陶陶酒 大さじ2(30ml)/ニンニクのみじん切り 2片/赤トウガラシ(乾) 1~2本/パセリのみじん切り 大さじ3杯/オリーブオイル 大さじ4杯/塩・コショウ 少量

【つくり方】

(1)アサリは海水程度の塩水につけ、砂を吐かせたあと水でよく洗い、ザルに上げて水気をきっておく。

(2)ニンニクとパセリはみじん切りにして、赤トウガラシは種を取って輪切りにしておく。

(3)スパゲッティはたっぷりの熱湯に少量の塩を入れ、メーカーの表示時間通りにゆでる。

(4)フライパンを熱して、オリーブオイル、(2)のニンニク、赤トウガラシ、パセリを入れて焦げないように弱火でゆっくり炒める。香りが出たら(1)のアサリを入れて陶陶酒をふり火を通していく。

(5)フライパンにフタをして、アサリの殻が開くまで2~3分蒸し煮する。口が開いたらオッケー。

(6)最後にゆであがった(3)のスパゲッティを加えて全体にからめ、塩・コショウで味をととのえる。

【ワンポイントアドバイス(^-^)b】アサリは、水に入れた時に水管を出しているものを選ぶのがポイント。鮮度がよい証拠といえます。

(「健康な暮らし」2011年4月号掲載)

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