ヒザの痛みに先手を!「テンプラ体操」

ヒザの痛みに先手を!「テンプラ体操」

よく眠るためにも、血圧や心臓のためにも、外を歩いたり、軽い運動をすることが大切。でもひざが痛いと、歩くに歩けません。
しかも寒い季節は、筋肉も関節も動きが硬いためヒザの痛みや違和感が出やすく、転倒事故が増える時期。「関節痛→転倒→骨折→寝たきり」の連鎖を防ぐため、しっかりヒザの備えを!

そこで、お出かけの前に、ヒザに関節液を供給する「テンプラ体操」をご紹介します。ヒアルロン酸をおもな成分とする関節液が関節を包み、立ち上がったり、歩いたりす
るときに起こりやすい痛みや違和感を軽減してくれます。

足を10(テン)回、プラプラと揺らすだけ【テンプラ体操】
テンプラ体操の図※注意:ヒザの痛みが強いときは、無理をしないようにご注意ください。

【1】椅子に腰かけて、痛みが出やすいほうの足を宙に浮かせます。

【2】ヒザの力を抜いて、軽く10回ほど揺らします。ヒザを伸ばし気味にして、そこから足をゆっくり落とすようにするのがコツです。

歩きだす前に「テンプラ体操」が必要なのは、関節を包んでいる「滑膜(かつまく)」から分泌される関節液が不足しているから。そして関節液を大量に出さないとヒザが痛くなるのは、軟骨がすり減って、関節のクッション性が不足しているからです。
関節液の主成分であるヒアルロン酸、軟骨成分のグルコサミンやコンドロイチンなどは、加齢とともに不足しがちになりますから、サプリメントなどで上手に補給をしてあげるのも一法ですね。