夏こそカレー!陶陶酒を使った お客様からのおすすめレシピ♪

夏こそカレー!陶陶酒を使った お客様からのおすすめレシピ♪

カレーに使うスパイスは、漢方薬としても使用されているものが多く、主原料の「ターメリック(和名ではウコン)」は肝機能を強化レッドペッパーは食欲増進、ダイエットにも役立つと言われています。他には、コリアンダーや、フェンネル、カルダモン、シナモン、クローブ、ナツメグ、クミンなども聞いたことがあるのではないでしょうか?いずれも、健胃作用や食欲増進、消化促進効果などで知られるスパイスです。
スパイスの効いた辛いものを食べると汗をかきます。汗をかくことで、体内にたまった熱を皮膚から逃がしてくれるため、食事前より皮膚の表面温度が低くなって爽快感が得られるという利点もありますし、何より汗をかくことが、基礎代謝を上げるためには、最短で最適!とも、言われています。
だから、「食欲がない」、「胃の調子が悪い」など夏バテの兆候が感じられる暑い季節に、「カレー」を食べることがオススメだったりするのです。

さらに、今回紹介するカレーには、陶陶酒を隠し味として加えています。教えてくださったお客様のオススメポイントとしては、「カレーに陶陶酒を入れると、コクが出て、美味しいですよ」とのことですが、ただ美味しいだけでなく、カレーのチカラがパワーアップするのです。
それは、陶陶酒の原材料には、先にあげたスパイスと同じコリアンダーが入っています。他にも、シナモン(=ケイヒ)、フェンネル(=ウイキョウ※辛口のみ)も溶けこんでいますのでそれだけでも、カレーとの相性もよくなりますし、その他にも陶陶酒に溶け込んでいる素材の栄養素も摂れます。
陶陶酒を料理に加えると、自然と汗が出てくるという声もよくいただくので、特に今年のように猛暑が予測されている夏には一石二鳥の一皿になるでしょう!

お客様オススメの栄養満点の「ゴーヤーカレー×陶陶酒」は、コクが増し、美味しくなるだけでなく、暑い夏にピッタリな健康料理です!ぜひ、お試しください。

★ゴーヤーカレー

【材料4人分】(エネルギー:約360kcal 塩分:約2.9g/1人分)
鶏肉(胸肉) 200g/ゴーヤー 1本/タマネギ 1個/パプリカ 2個/きざみニンニク 2かけ/カレールゥ 適量/サラダ油 適量/水 適量/陶陶酒 40ml

【つくり方】

(1)ゴーヤーは厚さ5㎜に切って、わたと種をスプーンでかき出す。塩(分量外)をまぶし塩もみをし、そのまま熱湯で2~3分茹でて湯きりする。タマネギとパプリカは好みの切り方で切りおく。

(2)鍋にサラダ油を熱して、きざんだニンニクを炒めたら鶏肉を加えて炒める。鶏肉の色が変わったら、タマネギとパプリカを加えて炒め、カレーの箱に表示されてる分量の水と陶陶酒を鍋に入れ、野菜が柔くなるまで煮る。

(3)アクが出て来たらすくい取り、材料に火が通ったら、一旦火を止めて人数分のカレールゥを加える。ゴーヤーも加えて再び10分程煮込んだら出来上がり!

【ここがポイント(^-^)b】
ゴーヤーの色と歯ごたえを程よく残すため、炒めずに煮込む前に加えます。また、ゴーヤは煮る代わりに、揚げてからカレーに入れても美味しいです。わたと種は取らずに幅5㎜くらいの輪切りにして、しっかりきつね色になるまで揚げると、苦みがやわらぎ、香ばしくなります。
ゴーヤーの苦味が苦手な方は薄く切って水にさらすなどすると苦味が少なくなります。

(「健康な暮らし」2015年8月号掲載)

▼ゴーヤーに含まれる主な栄養成分▼
ゴーヤーは栄養価がとても高く、果皮を中心に、ビタミンC、ビタミンB1、B2、葉酸、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富で、特にビタミンCはトマトの5倍も多く含まれているうえ、ゴーヤーのビタミンCは、加熱に強いという特性を持っているので、火を通してもビタミンが失われにくいのです。

▼ゴーヤー特有成分▼
ゴーヤーの苦みの成分にもなっているチャランチンとモモデルシンやコロコリン酸も含まれています。
チャランチンはインスリンとグルカゴンの分必促進作用、コロコリン酸はインスリンの分必促進作用があり、血糖値の正常化に働くため、糖尿病予防に効果があるとして大変注目されています。
サポニン成分のモモデルシンは腸内の善玉菌の増殖を促進することで腸内環境を整え、コレステロールの低下作用があります。

▼おいしいゴーヤーの選び方▼
小ぶりでツブツブが多く、表面が緑色で光沢があり、なるべく固い物を選びましょう。固いほど苦みも強く味も良いとされています。また大きい物は水分が落ちたり食感が劣ります。また、つやが無く黄ばんでいる物は鮮度が落ちている可能性が高いため避けるようにしましょう。