家庭にある食材で栄養満点の薬膳風「サムゲタン」で秋の不調を吹き飛ばそう!

家庭にある食材で栄養満点の薬膳風「サムゲタン」で秋の不調を吹き飛ばそう!

今年は10月になっても、なかなか爽やかな秋晴れの日がありませんが、少しずつですが朝晩は涼しくなってきた気がします。ただ、暑さ疲れが胃腸やお肌にあらわれてきている頃かとも思います。
季節の物を食べるというのは、よくできているもので、今が旬の「栗」には、ビタミンB1、C、食物繊維が豊富に含まれ、疲労回復、風邪の予防、整腸、便秘、肌の老化防止などに効果的といわれます。消化吸収も良く体内で他の食物と合わさり栄養素の吸収を助けます。

写真はイメージです。

そんな栗も一緒にとれるお腹にやさしく吸収がよい、韓国料理で有名な「サムゲタン」をお家で簡単に作れるレシピでご紹介します。
また、サムゲタンのメインである鶏肉は、、たんぱく質を豊富に含み、肉の繊維も細くやわらかいので、消化吸収率が高く、胃腸の弱い人にとっては、最適のたんぱく源です。
また、手羽先や骨付きモモ肉などの骨の回りには、コラーゲンが非常に多く含まれます。コラーゲンは、細胞に栄養分や酵素を行き渡らせ、新陳代謝を活発にします。コラーゲンを摂取すると、肌にうるおいを持たせ、シワやシミを防ぐ効果があります。さらに皮膚や粘膜の健康を保つビタミンAが牛肉や豚肉の数倍含まれているといわれ、美容にも健康維持にも役立つとされています。
脂質は、牛や豚に比べ不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸の割合が多いので、コレステロールの心配が少ないといわれます。

疲れてしまったお腹にやさしく、吸収もよく、しかもヘルシーな薬膳風レシピですので、この時期にピッタリです。ぜひ、お試しください。

★薬膳風“簡単・サムゲタン”

【材料】2人
鶏もも肉 2本/米 1合/ニンジン 小1本/ゴボウ 細め10cm/栗 2個/ニンニク 1片/干しシイタケ 2~3枚/ネギ 6cm 斜め切り/塩 少々/こしょう 少々
煮込み材料⇒水 約2カップ/陶陶酒銀印(甘口) 50ml/ショウガ 親指大1個/ネギ 青い部分 1本分/塩 少々】
※手に入るようであれば、高麗人参、なつめ、松の実などを入れると、より本格的になります。

【つくり方】
(1)米は炊く30分前にといで、ざるに上げておく。鶏もも肉は水で綺麗に洗い、よく水気を拭いておく。干しシイタケは水で戻し(戻し汁はとっておく)スライスに。ゴボウは皮をこそげて長さ3センチに切り、2~4つ割りにして水にさらす。ニンジンは4つ割りにする。栗は皮をむく。ニンニク、ショウガは皮をむいて薄切りにする。
(2)長ネギは青い部分と白い部分に分け、白い部分は斜め切りにする。

(3)(1)の鶏肉・干しシイタケ(戻し汁も一緒に)・米・栗・ニンジン・ゴボウ・ショウガ・ニンニクと(2)の長ネギの青い部分を入れたら、かぶるくらいの水と陶陶酒銀印(甘口)と塩を入れて中火にかける。煮立ったら弱火にして、途中、焦げつかないように静かにかき混ぜながら40分~50分煮込む。アクは丁寧に取り除き、途中で水分が少なくなったらその都度足す。

(4)鶏肉がトロトロになってきたら、ネギの青い部分を取り除き、長ネギの白い部分を加えてひと煮立ちさせる。塩・こしょうで味を整えてできあがり。鶏肉を骨からはずして別の皿にとり、スープをおかゆのように食べてください。

本来の「サムゲタン」には、高麗人参、なつめ、松の実などを鶏に詰め、ぐつぐつ煮込んで作るスープ料理ですが、今回は、家にある材料と、高麗人参など手にいれにくい素材の代わりに陶陶酒を利用して簡単にできる「サムゲタン」を作りました。
陶陶酒は甘口の銀印がおススメですが、辛口の銭型印でも美味しくできます。

(「健康な暮らし」2011年10月号掲載)