和朝食の【あれ】はやっぱり良いらしい?! みんなが目指したいのは、健康で長生き!

和朝食の【あれ】はやっぱり良いらしい?! みんなが目指したいのは、健康で長生き!

ご存知の方も多いと思いますが、「健康寿命」とは、介護が必要だったり、日常生活に支障が出る病気にかかったりする期間を除いた「自立して過ごせる期間」のことを指し、2000年にWHOが「単に寿命を延ばすのではなく、健康に長生きする」ことを重視する考えに基づき提唱されました。

「平均寿命と健康寿命の推移」厚生科学審議会(健康日本21(第二次)専門推進委員会)2014年

健康寿命を延ばす「長寿ホルモン」
「健康寿命」を延ばすには、長寿ホルモン(DHEAS)を増やすことが大切です。長寿ホルモンは、アメリカで行われた大規模な疫学調査で、長寿ホルモンの濃度が高い人は、低い人に比べて長生きするという結果が出ましたが、長生きするだけでなく、健康寿命を延ばすこともわかっています。
長寿ホルモンには、免疫機能の向上・記憶力の向上・体重の減少・心血管病の予防・皮膚の若返り・脳の活性化・筋肉の強化・メタボリック症候群の予防(中性脂肪に対する効果)が指摘され、これらの働きが総合的に健康寿命の延長にかかわっているといわれています。
しかし、長寿ホルモンは加齢とともに減少し、80歳ではピーク時の15〜20%まで低下します。

「長寿ホルモン」をつくる副腎
長寿ホルモンは、コレステロールを原料として「副腎」でつくられます。
副腎は、左右の腎臓の上に位置していて、長寿ホルモンだけでなく、男性ホルモンや女性ホルモン、ストレスに対処するコルチゾールというホルモンをつくります。
コルチゾールは、精神的なものや過労、睡眠不足、あらゆる疾患などのストレスに対抗するのですが、対抗するために分泌が盛んになると副腎が疲労してしまい、物忘れやうつ状態、なかなか抜けない疲れや不調などにつながります。

朝の○○で副腎を強化して長寿ホルモンを増やそう!

納豆が一押し!鮭の皮も!

長寿ホルモンを増やす方法、それは「副腎」を強化させることです。
副腎を強化するには、イソフラボンが多い【納豆】を摂ることをおすすめします。
また、EPAやDHAが含まれる【魚油】【エゴマ油】もおすすめです。
これらは特に朝食に摂ると疲労回復にもつながります。
また、肝臓に負担をかけると副腎の仕事が増えて負担が増えてしまうので、カフェインや甘いものはなるべく避け、肝臓の解毒を担う【ニンニク】【ショウガ】などの食材を積極的に摂ることで副腎の負担を減らします。
さらに、副腎の老化は「セレン」の不足と内部の酸化により進行するので、抗酸化に役立つセレンを多く含む食材、【マムシ】【マカ】などのサプリメントを利用するのも良いでしょう。

長寿ホルモンを増やすことで健康寿命を延ばし、趣味を楽しんだり、制限されることがない日常生活を送りたいですね。
ただし、どんなに体に良い物だと言われていても、摂り過ぎは逆効果になることもあります。適量を長く続けることが、健康生活の鉄則ですね。