民事再生から20年頑張ったけど、そろそろ限界かもしれない
はい、当社ツイッター中の人Tです。
さて、唐突ですが、皆様。皆様は
脱衣場で寝泊まりしたことはあるでしょうか
20年前民事再生になった弊社を私は学生時代、アルバイトの頃から見つづけてきたので
そういう体験や中小企業の民事再生のリアルな実情を
皆様にお伝えできたらと思ってこのコラムを書いていこうと思います
拙い文章ですがどうぞよろしくおねがいします
さて、よく民事再生から立ち直った企業というと、どういった企業を皆様は想起されるでしょうか
大体は大きな企業を皆様ご想像されるかと思うのですが
民事再生から立ち直った中小企業、と言われて想起できる会社はどれほどあるでしょうか
私の記憶だと民事再生から10年経って存続してる企業というのは以前聞いた話だと2割に満たなかったはずです
ちなみに当社は2003年、民事再生の折、新聞にもニュースにも民事再生と出ましたが
大企業などではなく、実は今も昔も中小、どちらかというとほぼ小企業です
ですから新聞にもニュースにも出たにもかかわらずWikipediaの民事再生した企業一覧には名前すら載ってません
それでは具体的に民事再生になると会社に具体的に何が起こるのか順を追ってリアルな話をしていきます
1)取引先に事実を流される
まず民事再生になるとこんなことを言われます
「陶陶酒?あそこの会社潰れたよ」
当社に言わせれば「民事再生は倒産ではない(´・ω・`)プンプン」
といいたくなりますが、実際多くの店頭から商品が消えますし
倒産する状態だから民事再生になるので何一つ間違っていない気もします
実際お取り扱いがなくなったお店でお客様が「あの商品ないの?」と聞かれたとき
店員さんが説明するのに、悲しいですが一発で納得してもらえるとてもとても合理的な説明と言わざるを得ません。
20年前は今みたいにTwitterなんてないですから、企業の情報発信には大変なお金がかかります
とてもじゃないですが
「うちは潰れてない!倒産ではなく民事再生だ!」
こんな主張のために数百万円の広告費を払える会社はありませんし
そもそもそんな広告出せる体力のある中小企業は民事再生しないと私も思います
そう考えると20年後の今は本当に企業の情報発信というのはだいぶ自由になったんだなあ、って感じます
ただ人の噂も何日とやらで、実際そう言われるのは、大体民事再生から4~5年、ぐらいじゃないでしょうか
それぐらい立つと実際民事再生自体も終わるのであまり言われなくなった気がします
逆にいうとそこまでの間に耐えきれずにバタバタ潰れていくのが大体のケースです。
なんせ十年後に7、8割の企業はなくなってしまうのですから
さて、今日は話が初回にしては長くなりましたのでいったんここまでにして
次回は民事再生になると社内の雰囲気どうなるの?
外とのおつきあいどうなるの?みたいな話をしようと思います
それではまた来週(´・ω・`)マタネ
第二回はこちら
https://blog.tohtohshu.co.jp/wp/?p=9535