40年以上前の“陶陶酒・デルカップ”を使ったカクテルレシピを再現してみました【第5弾!】

40年以上前の“陶陶酒・デルカップ”を使ったカクテルレシピを再現してみました【第5弾!】

「Mr.マティーニ」と称された伝説のバーテンダーである今井清氏と、その師匠でもある本多春吉氏が製作に携わってくださった8種類の「陶陶酒カクテル」の再現会「5回目」も、前回同様に、同じビルに勤めている方々との親睦会も兼ねて開催されました。再現されたカクテル名は「深山の秘密」です。
陶陶酒やブランデー、ベルモットの琥珀色にミントの鮮やかなグリーンをプラスしているので、深い緑茶のような色合いでした。まさに「深山」のイメージがピッタリの仕上がりでした。秘密はどのあたりでしょうか?ぜひ、皆様がその秘密を見破ってみてください。

深山の秘密

陶陶酒(辛口) 1/2オンス/ブランデー 1/2オンス/ベルモット(スイート) 1/2オンス/レモンジュース 1/4オンス/キュラソー1/3(※1オンス=約30ml)
ペパーミント3滴/ 適量

【つくり方】
(1)材料・グラスはよく冷やしておきます。

(2)シェーカーに氷と少しの水を入れ、軽くステアして水を切ります。
【美味しく作るポイント(^-^)b】そうすると氷の角が摂れ、シェーカーも十分冷える。カクテルは道具も材料もグラスも冷やすことが大切です!

(3)陶陶酒(辛口)、ブランデー、ベルモット、レモンジュース、ペパーミント、キュラソーを入れ、シェイクする。

(4)冷やしておいたカクテルグラスに注ぎ供します。

一口含むと、ミントのスーッと爽快な香りが鼻に抜けてきます。酸味が強そうな色味ですが、ほのかに甘く、どっしりとしたコクが感じられる味わいは、ブランデーとベルモットの成せる技でしょう。

後日談ですが、今回使用したブランデーはそれは美味しかったらしく(筆者はお酒をあまり飲めません)、親睦会の終了後にも、今度は社内の親睦会が催されたのか(?)全部飲んでしまった模様です。美味しいカクテルに本格派も唸るブランデーだったのですね。

ほのかな甘味を担当しているのがベルモットでしょう。こちらは、陶陶酒と同じリキュール類に分類されます。白ワインを主体とし、ニガヨモギなどの香草やスパイスを配合したフレーバーワインとして、食前酒やカクテルにして楽しまれています。今回使用したのはスイートですので、ハーブの風味が強い甘口です。

さらに甘味の部分で、もしかしたらカクテル名の「秘密」を担当しているお酒は、キュラソーかもしれません。キュラソーはオレンジの果皮の香味成分と糖分を加えたリキュールで、「【第2弾】春のまねき」でも使用しています。ここにレモンジュースもプラスですから、フルーツの香りと味わいを、ほのかに感じられ、女性でも飲みやすいカクテルに仕上げたのでしょう。

そして最後に、3滴なのに、他のどのお酒よりも最初に存在感を出していたのが、まるで生のミントを想わせるほど新鮮な強い香りと、見た目も鮮やかなグリーンのペパーミントのリキュールでした。

爽やかな香りと、本格的な飲みごたえもあるこのカクテルは、蒸している日本の夏には、一押しのスッキリ飲めるカクテルです。
ぜひ、お試しいただければと思います。

余談ですが、親睦会に添えられたお料理の中で、どうしてもブログで紹介して欲しいと上司に頼まれた一押し「おつまみ」をご紹介します。写真を見ると、スナック菓子のようですが、陶陶酒にピッタリのおつまみです!調理方法も材料もとっても簡単・リーズナブル!
何だかおわかりになりますでしょうか?
餃子の皮にスライスチーズをのせて、レンジでチンッ♪しただけです。ぜひ、こちらもお試しください。

陶陶酒・銭形印、マカ・ストロング陶陶酒のご購入はこちら

伝説のバーテンダー作陶陶酒カクテル一覧へ

【第4弾】へ戻る【第6弾】へ進む

陶陶酒カクテルなど試飲しながら、楽しいひとときを過ごしていただけました。