40年以上前の“陶陶酒・デルカップ”を使ったカクテルレシピを再現してみました【第1弾!】
前回の記事で、「Mr.マティーニ」と称された伝説のバーテンダーである今井清氏と、その師匠でもある本多春吉氏が製作に携わってくださった「陶陶酒カクテル」という8種類のカクテルの資料が出てきました。
そこで、陶陶酒本舗の中で最もカクテルに詳しく、日本を代表するマティーニと外国にもその名が轟いた「今井マティーニ」を実際に飲んだこともある社員がバーテンダーとなって、この8種類のカクテルを1ヵ月に1品ずつ再現し、皆で実際に飲んでみることになりました。
第1回目のカクテルは「四季陶陶」。Mr.マティーニが作製した「陶陶酒のマティーニ」と言ってもよいカクテルです。「素人手で、雑で・・・。」と、謙遜しながらの製作でしたが、なかなかキリッとドライな美味しいカクテルができました。いくつかコツがあるようですが、ぜひお試しください。
四季陶陶
陶陶酒(辛口) 1オンス/ジン 2/3オンス/レモンジュース 3滴/氷 適量/オリーブ 1個 (※1オンス=約30ml)
※今井マティーニのジンは「ゴードン・ジン(写真:左から2番目)」を使って作られているそうです。
※オリーブは缶に入っているものだと、お酒にアルミ臭が移ってしまうので、瓶に入っているものがオススメだそうです。
【つくり方】
(1)材料はよく冷やしておきます。
(2)ミキシング・グラスに氷を満杯に入れて、バー・スプーンで混ぜ合わせ、器材を冷やし、ストレ-ナー(網状になっていて、氷が落ちないようになっている蓋状のもの)をして水をよく切ります。
【美味しく作るポイント(^-^)b】水が残ってしまうと、カクテルが水っぽくなってしまうので注意!
【美味しく作るポイント(^-^)b】ステア(撹拌)は25回が良いそうです!
(4)冷やしておいたグラスに注ぎ、レモンジュースをたらし、オリーブを飾り供します。
【カクテル用語いろいろ】
今回は、カクテル調整の4大技法の1つ【ステア(Stir)】で作製しています。ステアとは、「ミキシング・グラスに材料を入れ、バー・スプーンで混ぜ合わせてつくる」カクテルの技法です。ドライなカクテルを作りたい時や、お酒の味をストレートに出したい時、氷を一緒に混ぜてお酒自体を冷やしたい時に使われています。
このステアは、ただ混ぜれば良いという感じではなく、バーテンダーの技が光るポイントでもあります。
ただ、お家でつくる際はかしこまらず、ミキシング・グラスなどは大きめのグラスや茶こしで代用しても大丈夫だそうです。私達も今回は用意できなかったので、ミキシング・グラスと同じような大きさのガラス容器で代用しています。
前回のアイスクリームの時には、紙コップを使用していたのですが、「カクテルはグラスで飲まないと駄目だ!」という陶陶酒本舗のバーテンダーさんの強いご指摘により、デルカップの容器を再利用して、みんなで飲むことになりました。社員みんなで和気あいあいと「お店で飲む味だね。」、「パーティーなどで振る舞ってほしい。」などと談笑しながら、デルカップのグラスを傾けていました。
もちろん、きちんとカクテルグラスにも注ぎました。先着3名でしたが、カクテルグラスで本格的にいただきました。
グラスの半分くらい飲んだ後に、オリーブをかじるのが当方のバーテンダーさんのオススメでしたので、オススメに従って、オリーブをひとかじりして飲むと、カクテル「四季陶陶」にちょうど合う塩加減で、益々お酒が進んでしまい、おかわりをされている社員もちらほらと見受けられました。その結果、かなりの人が頬を真っ赤に染めていました。
とても飲みやすいのに、アルコール度数がかなり高いカクテル(陶陶酒29%、ジンは40%)ですので、「飲み過ぎ注意」です。今回は身を持って体験することになりました。
最後に、簡単に作れる「トマトジュース割り」と「飲むヨーグルト割り」なども社員有志一同で試飲してみました。
こちらは、また記事にします。お楽しみに。
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