見た目の老化は 内臓の老化!!活性酸素とは。
5月はGW(ゴールデンウィーク)もあり、一年の中でもレジャーが盛んな時期でもあります。広い大草原、森林など大自然で思いっきり深呼吸すると、気持ちがいいですね。
この空気に含まれる酸素は、生きていくためのエネルギー源となり、不可欠なものですが、実はそのうちの1%程度が活性酸素になります。
活性酸素は、テレビや雑誌でも「老化の原因」として取り上げられたりしますが、実際に活性酸素はどのようにカラダに対して害をおよぼすのでしょうか。
老化と病気を引き起こす活性酸素
活性酸素は、体内に侵入する細菌などの微生物を殺菌する免疫としての働きがある一方で、生体に対してマイナスな側面も注目されます。
活性酸素は、肌と内臓を傷つけ、人間の細胞の遺伝子にダメージを与えて老化と病気を引き起こします。活性酸素が多いと、「肌の老化」だけではなく「内臓の老化」も進んでしまいます。「内臓の老化」と「見た目の老化」がリンクしているのはこのためです。
活性酸素は、動脈硬化、糖尿病、肥満、喘息など多くの慢性疾患と深く関係し、活性酸素が増えることで状態が悪化します
また、周りから疲れて見られたり、老けて見られる原因は、遺伝子のダメージの他に、活性酸素による血行不良から血液が上手く循環しないため内臓が弱ってしまうことも一因です。特に肝臓、胃、腸は美容と深く関わりがあり、顔に吹き出物、肌荒れ、さらにはシワなどが現れるともいわれています。
内臓の状態を良くするには、血管へのダメージを減らすこと。それは活性酸素を減らすことで改善します。
例えば、心筋梗塞など血管系の疾患は、活性酸素が減少することで、梗塞部が小さくなり改善されることもあります。つまり、活性酸素を減らせば改善に導くことができるのです。
バランスの良い食事が活性酸素を減らす
活性酸素をやっつけるチカラを「抗酸化力」と呼びますが、野菜、果物、海藻、きのこ、豆類などを意識して食事に取り入れ、バランスよく食べるようにすると、体の抗酸化力を上げて活性酸素を減らすことができます。
しかし、偏らずに毎日バランスの良い食事を作って食べることは相当に大変です。
もう少し手軽にできる抗酸化力を上げる方法は、「抗酸化物質」を摂取することです。その抗酸化力を持つ食材の代表が、「マカ」と「マムシ」です。
抗酸化力のエキスパート「マカ」と「マムシ」
マカは、南米ペルー原産の多年生植物で、はるか3000年以上も前から、高山地帯に住む人に利用されてきた栄養価の高い植物です。インカ帝国の時代は、特権階級しか食べることを許されない貴重な作物でしたが、現代では抗酸化力をもつ食材として注目され、誰もが口にできる健康食材になりました。
マカには、疲労回復に良いとされるビタミンB1、豊富なアミノ酸など、様々な栄養成分が含まれています。さらに、滋養強壮や精力増強のほか、更年期障害の症状の改善、肌の老化防止にも効果があるといわれています。
もう一つ、抗酸化力を持つ食材にマムシがあげられます。
マムシは、アミノ酸の一種「シスタチオニン」という成分が含まれていて、この成分は細胞内で抗酸化力をもつ物質に変化します。
良質なアミノ酸を含む食材の代表である豚肉やマグロにシスタチオニンは、ほとんど含まれていません。しかし、マムシには大量に含まれており、シスタチオニンを健康維持に役立てたい方には、マムシをおすすめします。マカやマムシはサプリメントで販売されています。
マカやマムシで抗酸化力を上げる生活習慣を心がけましょう。