旬のタケノコたっぷりのヘルシー中華『酢豚』

旬のタケノコたっぷりのヘルシー中華『酢豚』

今年は暖冬のため、タケノコの出荷がいつもより早く始かったようです。目にする機会も多かったのではないでしょうか。
旬のタケノコの栄養成分としては、先ずは食物繊維ですね。食物繊維には、血糖値の上昇を防ぎ、コレステロールの排出を促す働きがあります。また、胃や腸の中で水分を吸収して膨らむので、過食を防ぐため、ダイエットにも効果的な食材の一つと言われています。他にも、体の水分バランスを整え、塩分の排出を促す作用から、むくみの解消、血圧に不安のある方に大切な成分「カリウム」も含まれています。体の調子を整えるには不可欠な成分ビタミン類も豊富で、ビタミンB1、B2、ビタミンC、ビタミンEなども含みます。

今回は、そんなタケノコをたっぷりと陶陶酒銀印を利用した「酢豚」をご紹介します。
疲れた時にもってこいと言われている、酢豚のメイン食材「豚肉」にはビタミンB1、お酢には有機酸と、どちらの食材も体の元気を促す成分が多く含まれています。
より元気を目指している方にピッタリの簡単な薬膳風レシピですので、ぜひ、お試しください。

★薬膳風“タケノコたっぷり酢豚”

【材料】2人
豚肉(酢豚用) 300g/タケノコ 小1本/ニンジン 小1本/タマネギ 小1個/ピーマン 3個/干しシイタケ3枚
豚肉下味用[A]⇒醤油 大さじ/酒 大さじ1/ゴマ油 小さじ1】
豚肉衣用⇒片栗粉 適量】
タレ用[B]⇒シイタケの戻し汁 160cc/シイタケの戻し汁 160cc/陶陶酒銀印 大さじ3/砂糖 大さじ5/酢 大さじ3/醤油 大さじ2/ケチャップ 大さじ2/中華味の素 小さじ1/塩 小さじ0.5】
タレのとろみ用⇒片栗粉 大さじ1.5/水 大さじ1.5】

【つくり方】
(1)干しシイタケをぬるま湯で戻し(戻し汁は使うので取っておく)、4等分くらいに切って水気を絞っておく。アク抜きしたタケノコとニンジンは乱切りにして、少し固めに茹でておく。タマネギをザク切りにして、ピーマンは大きめに切ってから、両方とも約1分ぐらい少し固めに茹でる。

(2)豚肉は適当な大きさに切って、ビニール袋に豚肉と下味用の[A]を全部入れ、よく混ぜて5~10分ほど冷蔵庫でねかせる。

(3)大きめのフライパンに[B]の戻し汁と陶陶酒銀印(甘口)、ニンジン、シイタケも一緒に入れておく。(戻し汁が足りなければ水を加える)

料理に使える!甘口の健康酒

(4)別のフライパンに油を注ぎ170℃くらいまで温度を上げる。(2)の豚肉に片栗粉をまぶし、触らないようにして揚げる。

(5)タレの材料が入ったフライパンに火をつけ、沸いてきたらタケノコやほかの茹でた野菜を入れる。強火で野菜が程よく煮えたら、水溶き片栗粉でとろみをつける。(固めのアンがおすすめ。)

(6)とろみがついたら1分以上混ぜながらしっかりブクブク沸騰させ、そこに揚がった豚肉を入れてタレとよく絡めたらできあがり!

(「健康な暮らし」2012年4月号掲載)