民事再生から20年頑張ったけど、そろそろ限界かもしれないvol8

2022/12/15（木）

一年は早いもので今年の更新は今回で最後になります
いつも読んでいただきありがとうございます
さて、今回読んで頂いてる方に営業の方はおられますでしょうか

営業というと必ず問われるのが目標（ノルマ）の話です

じゃあ民事再生後のノルマって何を基準に考えればいいんでしょう
今回はそんなお話です

８）営業のノルマ・数字の基準

企業は民事再生が成立後は当然業績をあげようと頑張ります
ただ、一般的には民事再生になればその後売上は落ちます。
当社もご多分にもれず落ちました　　※VOL２参照

ですが社内が頑張ろうと意気込んでる以上、営業目標（売上）は前年超えを目標とします
民事再生の後の目標を前年比より少なく、とできる会社はどれほどあるのでしょうか
特にまだほとんどの事例がない時代です。
今でも民事再生成立後の中小企業の、一般的な売上推移を知ることは相当難しいのではないでしょうか

少なくとも私はそういうデーターをどこで手に入れるかわかりません。
帝国デー○バンク様のような大手の信用調査会社様ならあるいは、だと思います

当社は民事再生の翌年、非常に前向きに考えていた節もあり
前年の２０％UPのノルマを営業に課していました(´・ω・｀)ﾂﾖｷ

結果は過去話でお察しいただけるように
薬用陶陶酒の売上減、民事再生による対外的な商品取引の縮小
そういった背景から毎月の売上が前年の３０％ぐらい減りました
ちなみにコロナで助成金がおりる目安が前年売上に対して３０％減ぐらいです
なかなか凄まじいですね

その結果、全員営業目標や個人のノルマに対して、毎月実績（結果）が５０％ぐらいになりました

一般的に営業の会議というのは、本来目標を達成すれば
褒められ、達成しなければ叱られたり、発破をかけられたりするもののはずですが

全員達成率が５割切る会議だと空気が不思議です
私もアルバイトしながら会議の会話が聞こえていたのですが
叱る側も叱られる側も数字が崩壊した会話しかしてなかったのを覚えています

具体的に言うと会議で報告する順番によって叱られ方が変わります

部長「まずは○○か、○○は目標に対して６０％か、お前やる気あんのかあ(´・ω・｀)ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ！」

ここから３０分から１時間ほど全員のなかでお説教です、今なら間違いなくパワハラ認定待ったなしです

部長「□□、お前は４０％、４０％ォ？（大きなため息）いいか、お前は普段の営業態度からしてだな(´・ω・｀)ﾈﾁﾈﾁ」

ここでも本気の説教が始まります、だいたい３０分ぐらいですね

部長「△△は、５０％、おお、まあやるやんけ(´・ω・｀)ｶﾞﾝﾊﾞｯﾀ、ｴﾗｲ」

だいたい１０分ですね、○○さんがいかに可哀想かおわかりいただけますでしょうか

余談ですがこの○○さん（仮名）はその後当社の実質的な部長になります(´・ω・｀)ﾖｶｯﾀﾈ

こういう会議を繰り返してると、段々部長や社長は、人を見て叱っているという
疑惑を営業社員にかけられます。飲み会ではその話題がだいたいを占めてたような気もしますね

叱る側としても最初から最後まで怒り続けるエネルギーはないんだな、という
謎の共通認識もでき、「△△さんの次の報告者は怒られない」
とかそういう話題は大いに酒の席で盛り上がっていました

で、この民事再生前の数字を営業目標に掲げていた当社は
このやりとりを５年はすることになります
冗談めかして話してはいますが、結構これは本当によくなかったのかなと
目標等が明確でない上、目標そのものが意味をなさないのと
本来目標というのはモチベーション管理のためだと思うので
絶対に１００％達成しないってみんなわかってる目標、というのは
こう、色々と弊害が出てたと思います。

営業の人も今月は６０％ぐらい達成してるからいいかな、とか
叱る側も今月６０％なら上出来かな、とかそういう内心が見えたりもしましたし

さて、今回は営業の目標の話でした。
また来年ももう少しだけこのブログを続けたいと思います

また当社としても来年はいろいろな企画を試してみようとおもってますので
是非応援いただければ幸いです(´・ω・｀)ﾚｯﾄﾞﾃﾞﾋﾞﾙｽﾞﾄｶ！

それでは本年もありがとうございました
少し早い挨拶ですが、来年も是非よろしくおねがいいたします

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